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K's desk

サークルの後輩、インターン先の同世代社員などに情報を財産として残せたらなと考え開設しました。玄人というよりは、事業をこれから行う人とか知的産業に今後関わっていくとかまだ頭に汗をかいていない人が、壁にぶち当たった時に読んでもらえればと思います。将来の自分に向けて、余裕ができたらマインド的な部分で自分が何を考えていたのかなども残せればいいですが、基本的には他者に公開する必要性がなければevernoteなどに保存しているので、ここで公開されている記事は誰かしらのニーズに応じて書いている内容になります。

ミクロレベルの方法論に対する気づき (4/4)

前回の続きとして、なぜ私は本人たちの言論により変化のきっかけを生むことを
最重要項視しているかに関して説明して行きます。

ここでは、私の東ティモールでの活動の経験をベースにしているため、
他の組織には当てはまらない点が多くあるかもしれません。

まず、最も外部から支援として行う組織(私が属すグループでは支援というアプローチの失敗から人材面や文化面での交流など関係性を重視した活動にシフトしています)が起こしがちな過ちとして
・日本人が持っていくプランはしばしば複雑で難解である
という問題があります。
プランを完璧にしようとして、細かく練れば練るほど、それらを当事者たちに伝えることは
難しくなります。
また、ありがちな課題としてそもそも
・言語面や文化面でコミュニケーションが完璧にはならない
と言ったものがあります。程度の差はあれど、日本で日頃生活している際の会話のレベルで
それぞれの意思の伝達を行えていることはないと思われます。

以上の要因により、当事者たちにより必要性を認識し、言論をはじめ、変化へのプランを
立ててもらう方が、プランの実行までの時間は多くかかるかもしれませんが、確実に
実行がスムーズに行ったり、後から気づく意思伝達の齟齬も生まれないはずです。
また、当事者意識や責任意識というものを醸成するためには不可欠なプロセスと言えます(もちろんこれらの当事者意識などは自然と生まれるものではないため、別途努力を要しますが)

さいごに、
このように、今までは散々変化への準備や希望が重要だと申し上げてきたものの、最終的にプロジェクトや変化への試み(東ティモールでの活動を通じて変化を起こすのは必ずしもプロジェクトといった体系のものだけではないと考えているため)を振り返ったときに成功の有無を左右するのは、当事者の主体性であると信じています(それは、未だ関与した東ティモールの人々の間で大々的に言えるような成果は出ていないためですが)。

途上国における現場での経験が多い人たちも、しばしばプロジェクトにおける当事者の主体性はプロジェクトの説明や現状報告をたとえしどろもどろでもNGOや役所の人ではなく、当事者たちの口からされているかを基準に測っています(参考 和田信明 中田豊一,2011「途上国の人々との話し方」 ,みずのわ出版

今回の気づきメモはここまでですが、今後も積極的に意見をシェアして行きたいと思います。
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